パソコンやスマートフォンが普及し、電子化が急速に進んだことによって多くの人が眼精疲労に悩まされています。特に医師や看護師、介護士などは仕事中も電子カルテを使用するので、目をかなり酷使しているようですね。
人は近くの物を見る時、目の毛様体筋を収縮させてピントを合わせています。毛様体筋を収縮させる状態が長く続くと、疲労を感じるようになります。また、目の周りにあるその他の筋肉にも負担がかかり、眼精疲労になってしまうんですね。
眼精疲労とは単純な目の疲れというわけではなく、病的な目の疲れのことを指します。寝ても治らず、日常生活や仕事にも悪影響を及ぼすくらいの疲労です。症状が重いと、頭痛や肩こりなどを引き起こします。眼精疲労を引き起こす原因は老眼や乱視、不適切な環境、過剰な負担など様々で、それぞれの要素が複合して発症することが多いようですね。その中でも特に原因として多く挙げられるのが、VDT(Visual Display Terminal)です。これは、パソコンやスマートフォンなどの画面を指す言葉です。VDTを使用して作業を長時間続けることで眼精疲労を引き起こしやすくなるため、電子機器の画面を見る機会が多い人は注意しなければなりませんよ。
医師や看護師、介護士などは業務上パソコンや電子カルテなどで細かい文字を見る機会が多いですよね?夜勤中に目の乾きを感じる人もいるでしょう。「ただ目が疲れているだけだから」と放っておくと後々大変なことになるかもしれないので、早めに対処しておかなければなりませんよ。パソコンや電子カルテだけでなく、プライベートではスマートフォンも使うため、昔よりも目を酷使しやすい環境になっています。
目が疲れてくるとかすみや痛み、充血などの症状が出てきます。目の周りが重たくなり、まぶたが痙攣するのも眼精疲労の症状です。こうした症状がある場合は早めにケアをしましょうね。休憩や睡眠を取って回復する程度ならまだ大丈夫ですが、症状があるにもかかわらず目を酷使し続けると眼精疲労に陥ってしまいますよ。眼精疲労は肩こりや吐き気、倦怠感など、目以外の身体症状を引き起こす原因にもなります。そういった状態が続けば、当然ながら精神的にも悪影響を及ぼしますよ。また、白内障や眼瞼下垂などの目の病気が原因となっているケースも考えられます。電子化が進み眼精疲労のリスクが高くなっていることを念頭に置き、目に負担のかからない趣味を楽しみながら、日頃からケアに取り組んでいきましょう。